2023年5月28日(日) | 10:30・14:00 | しいの実シアター |
6月18日(日) | 10:30・14:00 | |
7月2日(日) | 10:30・14:00 |
*あらすじ* ゴーシュは、 いつも叱られてばかり でも、どうすればいいかわかわない だから、やみくもにやるしかなかった そんなところに、カッコウがきて いろいろ教えてくれたのに だいじなことにまるで気がつかなくて おどして、けがをさせてしまった・・・ 後になって自分の弱さが解った時、 夜空にむかってつぶやくのだった |
原作 | 宮沢 賢治 |
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構成・演出 | 園山 土筆 |
32年の間、 「ゴーシュ」の舞台創りに関わってくださった皆さんと、
応援し続けてくださった国内外の皆さんに感謝を!
「セロ弾きのゴーシュ」の初演は、1989年12月3日。
会場は、松江市砂子町の「あしぶえ50人劇場」だった。
制作費用を50席で割ると、46ステージ上演しないと採算が合わない。
だから、1年間に46回上演しますとぶち上げた。
ところがいざ開幕してみると、これは気の遠くなるような数字だった。
1週間おきの土・日に中国地方の各地から劇団員が集まって、リハ・本番を。
加えて、観客からは、「難しい」「わからない」「面白くない」と言われ続けた。
たった4人の観客に、団員20人ほどが狭い舞台裏で悔しがっていたことも。
挙句の果てに、「まだやってるの」「違う作品なら観にいく」と。
難しい作品であってもユーモラスなものを感じて上演を決めたのだが、
まさか、こんなに長く悩んで作り直し続けるとは思ってもみなかった。
舞台装置も衣装も小道具も音楽も照明も、もちろん演出もなにもかも
何度変えたことだろう。
でも、今は、それほどの作品であったのだから、と思い、
やっと、解りはじめたゴーシュを大切にしてきてよかったと思う。
観客からは「何度も観たい」と言われ、
何人もの演出家から「初めて解った」と言われ、
演劇に縁を感じていなかった人たちからも「心が動いた」と言われるようになった。
あれから32年、宮沢賢治に悩まされ続け、やっと解ったような気がする。
32年の間に共に悩んだ舞台スタッフ、多くの劇団員にお礼の気持ちを伝えたい。
そして、長い間応援してくださった国内外の皆さん、ありがとうございました。
2023年春 園山土筆
日程 | 5月 27 日 (土)・6月17日(土)・7月1日(土) 20:00から1時間程度 |
料金 | 子ども 300 円 ※ 18 歳以下 |
大人 500 円 | |
申込 | 0852-54-2400 当日の申し込みも歓迎 ! |
時間は、多少前後する可能性があります。
また、お座りいただく席は、指定させていただいております。
劇場内には、早めにお入りいただけますので、どうぞ余裕を持ってお越しください。
また、ゲネプロ終了後は、もっと良くするため短いシーンの稽古を行う場合があります。
よろしければ、そちらもご覧ください。
※日々の稽古も無料公開しています。
日時については、お問い合わせください。