【イーハトーブ賞 受賞】
掲載日: 2026-09-01
この度、あしぶえは60年にわたる活動の中で、225回に及ぶ「セロ弾きのゴーシュ」公演を通して演劇の本質を追求し続けるとともに、教育、地域活性化におよぶ活動全体が、宮沢賢治文学の普及・研究活動に貢献してきたとして「イーハトーブ賞」を受賞いたしました。
「イーハトーブ賞」とは、宮沢賢治の精神を体現する優れた実践的な活動を毎年顕彰するために、1991年に花巻市が創設した賞です。選考対象及び基準は、宮沢賢治の名において顕彰されるにふさわしい実践的な活動を行った個人または団体が表彰されます。
1966年に劇団を結成して60年。この間、あしぶえは、こどもから高齢者までの対象に数多くの演劇作品をお届けしてきました。
なかでも宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」は、「あしぶえ50人劇場」での初演が1989年12月。1年間46回という地域劇団として前代未聞のロングラン公演を企画し、その挙句、「わからない」「つまらない」「面白くない」「まだやってるの」と、酷評されて悩みながらも、劇場建設を夢見て実現した国内初の公設民営劇場「しいの実シアター(100席)」公演のほか、岩手県湯田町から山口県宇部市までの国内公演と、アメリカ、カナダ、ブルガリアでの海外公演も行ない、37年の間に通算225回を数えました。
初演から装置も照明も音響もなにもかも、何度大幅に作り直してきたことでしょう。楽長役も動物役も楽手たちも何千回稽古してきたことでしょう。そして何よりゴーシュ役は、5人が引き継ぎながら楽長役相手に、動物役相手に、チェロという楽器を相手に、どれほど稽古をしてきたことでしょう。
そして、なんと大勢の方が支援してくださいました。あしぶえは、皆様のお気持ちに勇気をいただいて、頑張ることができました。特に、しいの実シアターでは、一般公演にだけなく、松江市教育委員会との連携が進み小・中学校からバスで観劇しに来るなどして、多くの子どもたちに届けることができるようになりました。
過去、さまざまな賞を受賞しましたが、作品の上演活動に対する賞は初めてです。長い間、もっといい舞台にと、汗と涙を流した多くの同士がと、国内外から支援から支援ぢてくださった皆様に、お礼の気持ちを送りたいと思います。
皆さま、誠にありがとうございました。あしぶえは、これからも頑張り続けます。